レースゲーム レア車探訪 Vol.6

レア車…レースゲームでは1度や2度しか収録されない希少な車達がいます。

そんな車達に視点を向けるのが今回の企画…「レア車探訪」です。

第六回は「オニギリラリー」について紹介します。

MAZDA RX-7 Group B Evo (SA22C)

参戦当時のMAZDA RX-7 Group B Evo

参戦当時のMAZDA RX-7 Group B Evo

グループB。それは安全性を度外視し大幅な改造が許されていた狂気のWRCカテゴリー。

それ故かオフロードを舞台にハイパワーマシンが大暴れし、観客やプロドライバーの死が相次ぎ…果てには86年に廃止になったカテゴリーです。

そんな狂気のカテゴリーに遅れてやってきたのが「マツダ・ラリーチーム・ヨーロッパ(以降、MRTE)」です。

マツダは既にグループAでファミリアをベースにしたラリーカーでワークス活動をしていましたが、新たにグループBに挑戦すべく、ベースにSA22C型のRX-7を選びました。

これはグループBの規定である「12ヶ月間継続して200台生産している乗用車をベースにすること」という規定をクリアするためでした。

無論難なくクリアしたマツダは参戦するも、時期が時期でした。

アウディ・クワトロを始めとする「ターボエンジン4WD」やランチア・ラリー037のような「レギュレーションの穴を突くスペシャルマシン」が群雄割拠していたのです。

そこに後輪駆動かつ13Bをブリッジポート化したRX-7では分が悪すぎました。(馬力も300馬力ほど…もはやモンスターハウス化してるグループBでは太刀打ちできるかどうか)

結果は1984年のアクロポリスラリーでは総合9位。

翌年の同ラリーでは総合3位と6位。MRTEは目立った成績を残せず、同年を最後に撤退するのでした。

狂気のグループBを走ることが無かった一台

MRTEはRX-7グループBを当初20台生産する予定でしたが、2年間で7台しか製作されませんでした。

時は流れ2017年、国際的に活動する競売会社「サザビーズ」で、実戦未投入である一台が競売にかけられたのです。

これは、製作されなかったRX-7グループBになるはずだった部品と一緒に長らく保管されていた「走行距離一桁」の文字通り実戦未投入の一台でした。

他の名車やクラシックカーが競売にかけられる中でも一際存在を放ってたと言われてます。

オーナーがそれを六ヶ月もかけてレストアし、生産当時のコンディションまでこぎ着けたそうです。

結果の方は、買い手が着かず次回以降に持ち越されましたが…もし落札されてたら17万から19万ポンド(日本円で1700万〜2830万円)になったでしょう。

収録されたゲームは?

レストアを施し当時のコンディションを取り戻したRX-7グループB。

しかしながら、目立った活躍を残せず当時見てた観客も記憶の片隅にあるかどうかの存在でした。それ故に著名なラリーゲームでもあまり収録されることはありませんでした。

しかし、そんな希少価値に目をつけたのがIvory-Tower。

そうです。ザクルーシリーズを手掛けているあの会社です。

「The Crew 2」のラストシーズンになった《MAD Vol.2》の報酬車として登場しました。

これは、通常のスキルをベースに特殊なギミックを組み合わせたアスレチックスタイルのスキルとして構築されてます。

例えば、「制限時間内にブイを倒したり」「正しいパネルの通りに進む」(動画参照)などなど…様々なスキルが構成されてます。

それを一通りクリアした暁にはあのRX-7グループBを報酬として貰えるのです。

さらに、今後アップデートが来ないので…永久的にラリーカーカテゴリーのメタマシン(タイムアタックや対人戦などで優位に立てる優秀な性能を持った車)として確立されたのです。

「サザビーズ」にて展示された生産当初の性能までレストアされたMAZDA RX-7 Group B Evo

「サザビーズ」にて展示された生産当初の性能までレストアされたMAZDA RX-7 Group B Evo

総括

さて今回は「オニギリラリー」こと、数奇な運命を辿ったMAZDA RX-7 Group Bについてお話ししました。

私もこのラリーカーの存在を知ったのが、TC2でして…というかレースゲームやってた殆どの方が「なんだこれは?!」という反応を示していました。

マツダがラリーに参戦したことを知ったのもこのゲームから知り、検索して知りました。

それ故か関連動画がほぼTC2でRX-7を使ったタイムアタックで占めてます(笑)

Ivory-Towerは恐らくその実戦未投入の車を取材したんでしょうね…しっかり再現しています。

もちろんロータリーサウンドも787B(TC2には無いです)には劣るかもしれませんが格別です。

セールが来た際にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

PS版だったらPS Plusエクストラに入ってれば無料で出来たはずです…

次回は「悲運のストリートリーガル」について特集します。

ではまた。

内装鑑賞とドライブ

MADスキルについて

著者:渋花(シブハナ) @Lilligant_Nos

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