レア車…レースゲームでは1度や2度しか収録されない不遇な車達がいます。そんな車達に視点を向けるのが今回の企画…「レア車探訪」です。
まずは初回ということなので「メジャーなメーカーかつ有名なマシン…なのに収録例が1度しかない」マシンを紹介しましょう。
Porsche 919 Hybrid Evo
2017年のWECで引退発表したポルシェ。そんなポルシェが手掛けた、919をベースにしモディファイされた「Porsche 919 Hybrid Evo」です。
これはポルシェが「レギュレーションという鎖を無くして本来のポテンシャルを披露しつつ、ファンに別れを告げる」という「919 トリビュート・ツアー」の為にモディファイされたマシンです。
エンジンはベースと同じV4エンジンなんですが、レギュレーションがない為、500馬力から720馬力に上げられ…回生エネルギーも底上げ、電気モーターも400から440に上げられ…システム合計が1160馬力というパイクスピークレベルのスペックとなっております。
そんな919ですが2018年を通し、世界各地のコースでデモ走行をしコースレコードを破ってきました。
なかでもニュル北コースのタイム、「5:19.546」という驚異の5分台を記録してしまうほど。これは後にプロトタイプEV最速であるID.Rですら破られてない記録です。
さらに、長年レコードとして守られてきたポルシェ956の「6:11.013」という1983年のレコードを破りました。実に35年越しで更新することになったのです。
収録されたレースゲームは?
様々なコースレコードを打ち立て、輝かしいポテンシャルを発揮した919 Hybrid Evo…実は公式に収録されたのは1作品のみ。
2013年にリリースされたEAスマホレースゲーム「Real Racing 3」です。無論ゲーム内では最速に並ぶスペックでもあります。
驚異のPR三桁台という当時の私も白目を剥くレベルです。
EAとポルシェって結構深い関係でしたから(独占権云々)収録も容易だったんでしょうかね。
さてこれにてVol.1は終了。
次回は皆さんの身近にあるトラックです。
そうですね…ヒントを挙げるなら「農道のフェラーリ」ですかね?ではまたお会いしましょう。
Porsche 919 Hybrid Evo
Real Racing 3での性能(純正)
Real Racing 3での性能(完凸)
The 919 Tribute Tour: On-board record lap, Nordschleife.
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