レア車…レースゲームでは1度や2度しか収録されない希少な車達がいます。そんな車達に視点を向けるのが今回の企画…「レア車探訪」です。
第2回は前回で呟いた、「農道のフェラーリ」(呼び方は人それぞれ)と呼ばれる軽トラです。
SUZUKI CARRY(DA52T/DB51T)
スズキ・キャリイ。言わずもがな有名なスズキの軽トラです。
1961年にスズライト(キャリイの乗用版の立ち位置)の商用トラックとして誕生しました。当時ブームであった「軽オート三輪トラック(ミゼットとか)」に比肩する「軽オート四輪トラック」が求められた為、スズライトより本格的な商用車としてキャリイが開発されました。
ちなみに2020年現在では最古の商標(11代59年)として登録されています。
何故「農道のフェラーリ」と呼ばれるのか
何故「農道のフェラーリ」と呼ばれるか…それは前後重量配分に優れてるミッドシップ(MR)であり、農作業等を快適に補助するため。
それゆえにフェラーリと同じ駆動方式と一緒だからか、このような愛称で呼ばれてるのです。
ちなみに同じ理屈で呼ばれる軽トラが他にも…
- 「農道のポルシェ」ことスバル・サンバー
- 「農道のNSX」ことホンダ・アクティ
他にも色々な愛称がありますが、今回は割愛させていただきます(笑)。
収録されたゲームは?
軽トラを収録するレースゲームって中々ありません。
そういう希少さに目をつけたのが、18年振りに首都高バトルの新作を発表した「元気株式会社」です。
収録されたのは「KAIDO -峠の伝説-」(以降KAIDO)と「レーシングバトル -C1 GRAND PRIX-」(以降RB)です。
KAIDOではDA52T型のキャリイが収録されており、RBではDB51型のキャリイが収録されております。
そして元気製のレースゲームと言えば、他のレースゲームがやらないカスタムが醍醐味。
某マルセイユのタクシーのエアロをランエボに施したり、ガ○ダムに出てきそうなRX-8等…ラインギリギリのパロディカスタムがあります。
500馬力以上?!HYPER CARRYとは?
そんなDB51型キャリイですが、無論元気カスタムの餌食に。エンジンを直3から「660ccのV8(?!)」という未知のエンジンに換装、コテコテのエアロに4WDとスペックとしては割とマトモな感じですが…
元々は軽トラ。
重心が高くてタイヤが細い為、コーナリングが弱太郎。癖を掴めば速いマシン(多分)ではあるんですが…下手な私が操ると、筑波サーキット分切りが辛いのなんの…4周目でようやく出来ました…w
さて、これにてレア車探訪の2回目を締めたいと思います。軽トラをカスタムする文化は現代にもありますし、なんならレース使われることもしばしばありますが…レースゲームで登場するということが中々無いです。
そんな希少さに目をつけた元気さんは凄いと思います。
長々と拙い文章を読んでいただきありがとうございます。
次回は「デザインアートオンリーのフランス車」をお届けします。
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