レア車…レースゲームでは1度や2度しか収録されない希少な車達がいます。
そんな車達に視点を向けるのが今回の企画…「レア車探訪」です。
第4回は、「おすわりするコンセプト」について特集します。
TOYOTA pod
2001年、ようやく光ファイバーが回線通信を担った頃の東京モーターショーにてトヨタとソニーが手を組み、発表したコンセプトカーが「TOYOTA pod」。
コンセプトは「人とクルマの楽しい関係」。
ソニーが生み出した「AIBO」と同じく、AIを搭載しており感情を表現することが可能です。
内装はハンドルやブレーキ、アクセル一切なく…操作はジョイスティック一本のみで操作するとのこと。また、キーであるミニpodはPCとUSB経由で接続してオーナーの趣味や音楽とやらを記憶して覚えることが可能です。
21世紀初めにしてはかなりのオーバーテクノロジーを持ったコンセプトカーになります。
2010年ごろにはお台場のMEGA WEBに展示されてたものの現在は消息不明…
今の自動車がやってるテクノロジーを2001年にトヨタとソニーはやってのけたのです。
収録されたゲームは?
収録されたゲームは一作のみ。「グランツーリスモコンセプト 2001 Tokyo」です。
タイトルの通り、2001年の東京モーターショーに展示されたコンセプトカーが収録されているグランツーリスモです。
海外メーカーの収録は一切なく日本メーカーのみ。
海外メーカーが収録されてるのは2002年のデトロイトモーターショー、スイスのジュネーヴモーターショーに展示されたコンセプトカーがメインの「2002 Tokyo-Geneva」ヒュンダイが収録されてる「2002 Tokyo-Seoul」の計3バージョンあります。
TOYOTA podが収録されてるのはこの一作のみ。現行である7も様々なコンセプトカーがありますが、消息不明な以上…再録は少し厳しいかもしれません。
おすわり必須?!pod Race
グランツーリスモコンセプトのゲームモードの一つとして「コースライセンス」があります。
試験内容は全て1ラップタイムアタック。これを全てオールブロンズを達成すると、pod Raceというpodのワンメイクレースが開放されます。
コースは「スペシャルステージ・ルート5」のピットレーンとメインストレートを使った小さいコース。
一番の見どころはゴール手前にある「一時停止ゾーン」。
ここでは一度podに「おすわり(サイドブレーキボタンを押す)」させなきゃいけません。しなかったら?1位で走ってたとしても失格です。
なかでもこのレース、ごく稀にライバルがDNFをすることがあります。
疲れて走るのが萎えた犬みたいにずっと止まってることがあるため、クリーンに走りたい方は接触しないよう注意してください。
さて今回はTOYOTA podをピックアップしました。
podのデザイン、グランツーリスモで見たときはそのインパクトに私は惚れてしまいました。
故に現行のGT7にも再録されて欲しいな…と思ってる次第です。
もちろん感情やおすわり機能も用意して再録されて欲しいですね(笑)
次回は「公式にメーカー名を読んでくれないイタリア車」を特集します。
コメント